かいちのたわごと

Monday, May 29, 2006

つまりは

今回の学会

質問は5つ。

1.犯罪情報に対する情報収集についてのインターネットの利用人数
600人程度。「犯罪情報収集に利用していない」ネット利用者を含めればもっと居る

2.インターネットでの情報収集活動はいったい具体的にどんなもの
具体的には測定していない。むしろ情報収集の活発性を測定
やさしい問いだったのに、うまく答えることができなかった。だめ

3.地域内高・地域間低群のインターネット効果がなかった理由
まだ考えきれていない。
後でのトークで、そこが面白いところではといわれた。しかし、面白いという意味合いがわからない。
ここはかなりキモの部分だと思う。
おそらく2つの解釈が可能だろう。第1に、ネットを利用しなくてもいいくらいに地域内での活動が高まっている。第2に地域内での活動以外に手を出すことができない。もしくは出せない規範的なものが存在する。おそらく第1だとは思うが、第1点目のほうには問題も存在。犯罪の転移の問題である。その地域内だけに目を向ければそりゃ安心。でもその周りの地域は危険になる。


4.犯罪に影響する変数はデモグラじゃないの?因果は?
きちんと統制済み。むしろ、デモグラを統制してもなお、効果があることが重要。
時系列で測定しております。
また、キャピタル論ならびに、機会論の枠組みからここはこのままの因果でOK(とかんがえる)

5.質問項目に防災って書いてあるけど、防災活動は防犯活動を意識してはないよね
はい、その通り。
しかし、犯罪に強いコミュニティ作りという観点から考えるならば、防災活動は犯罪機会を減らす環境的手がかりであることから、広義の防犯活動。